2016年10月16日日曜日

豆知識 死亡届は誰が出す?

皆さんこんばんは。

行政書士の葉室亮介です。

  
皆さんは、死亡届の届出は誰がするかご存じでしょうか?

葬儀屋さんが出すものと思っている方もいるかもしれませんが、葬儀屋さんはサービスで死亡届の提出代行をしているにすぎません。

 
実は、死亡届の届出人は、法律(戸籍法)で定められています。
誰でも出せるものではないんです!
しかも、届出人の氏名は戸籍に記載されます。

死亡届を出さないと火葬もできません。

 
戸籍法87条
左の者は、その順序に従って、死亡の届出をしなければならない。
但し、順序にかかわらず届出をすることができる。
第一 同居の親族
第二 その他の同居者
第三 家主、地主又は家屋若しくは土地の管理人

2 死亡の届出は、同居の親族以外の親族、後見人、保佐人、補助人及び任意後見人も、これをすることができる。

 
ポイントは1項、2項ともに最後の箇所です。

1項は、「~をしなければならない。」
2項は、「~をすることができる。」

つまり、1項に該当する方には届出義務がありますが、2項の方に義務はありません。

 
最近は、孤独死が増加しています。

同居者がおらず、親族とも関係を断ち、自分の持ち家で亡くなった方の場合は、どうなるのでしょうか。

警察が発見 ➡ 役所が親族を捜索 ➡ 親族はどうする?

 
先に見ていただきましたとおり、同居していない親族には、死亡届の届出義務はありません。

何十年も音信不通だった親族が亡くなり、突然連絡がきても、死亡届の届出人となったり、遺体を引き取ったり、葬儀を出す義務があるわけではありません。

大抵は、親族のどなたかが対応していただけるケースが多いと思いますが、親族誰もが引き受けてくれない可能性もあります。
 
  
終活が盛んになり相続・遺言について考えられる方が増えたように思いますが、死後事務についても考えておく必要があると思います。